日本 まとめ

概要:日本語

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直面している問題​

人類が直面する大きな課題の一つに農業の改善があります。人口増加や病害虫の蔓延と進化、そして変化していく天候に対応するためには改善が必要です。現在の農業革新への融資制度は、小規模なプロジェクトや従来にない取り組みにあまり目を向けていません。例えば中国の四川省で農業に従事するリュー・ジェングオさんのケースを見てみましょう。彼は灌漑のタイミングを変えることにより、農作物の病気が抑制できると考えています。残念ながら、いくらこのアイデアが役に立ちそうであっても、利益を上げそうな商品がないため民間産業は興味を示さないことが予測されます。もし政府機関も関心を寄せなければ、科学者たちは助成金を得て研究することができないため、アイデアはそのまま見過ごされてしまいます。

これは大きな問題です。世界には栄養失調で苦しむ人々がおよそ8億人いて、その大半は子供たちです。農業の改善、特に発展途上国における改善は、栄養不良や農村に根強く残る貧困問題の解決し、気候変動がもたらす影響に取り組むために不可欠です。大手の財団法人はこの問題を認識し、農業革新への資金提供を最優先事項の一つとしてきました。しかしその投資資金は最も将来性のあるものを特定し開発するためには微々たるものでしかありません。大きく欠落しているのは一般市民一人一人が持つ力の活用です。今まで資金調達の仕組みが整っていなかったため、一般市民は農業革新への投資をほとんど行なっていませんでした。

新しい取り組み

Grow Furtherは、古い問題への対策として新しい取り組みを展開します。その取り組みは「未来の食糧安全保障の為に人とアイデアをつなぐ」ということです。「Grow Further」とは、遠方の作物がより良く育つように援助することを意味するだけではなく、寄付金がもたらす影響力を高め、Grow Furtherのメンバーになることで個人的に成長することも意味します。私たちは様々な立場のメンバーから構成される非営利団体で、発展途上国で農業従事者が抱える問題に取り組む農学者たちを支援します。メンバーで構成される委員会では、ニュースレターやプログラムから得た情報と、専門家からの助言、金融業界から取り入れた厳格なプロセスを通して、投資先を確定します。私たちは最先端の科学的アプローチだけでなく、疎外された先住民の取り組みも支援します。 私たちと共に農業研究に投資し、小規模農家の生産能力の強化を支援し、そしてより持続可能で公平で食糧安全保障を約束する未来に向かって、農業革新を加速させていきましょう。

日本語でのお問い合わせは、ネイト(宛先:nate@growfurther.org)までお願いいたします。

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Grow Furtherの創設者であるピーター・ケリー(カリフォルニア大学ベルケリー農業資源経済学博士・カリフォルニア大学デービス国際農業開発学学士)は、幼い頃から農業の重要性を意識していました